目的別貯蓄・積立の設定

貯蓄をするにあたって、まずは先に目標を定めることは必要だと思っています。目標がなければ、ただ漠然と将来のために、という名目で貯め続け、必要以上に節約に追われ今の生活を楽しめない羽目になったり、いざ貯めたものの必要な時に必要な額には足りていなかったりという事態になることが考えられるからです。将来にかかるお金を今から1円違わず予想して準備することは不可能だとは思いますが、なるべく近いシミュレーションをしてその中に将来の予算を落とし込んでいくという努力も必要だと思います。

私は貯蓄は使用する期間によって2種類に分けて考えています。

〈広告〉



教育費・家・老後貯金

一つは貯蓄額の考え方でも書いたように生涯にわたって必要な、額の大きい三大支出に対する貯蓄です。

我が家ではそれぞれの予算は今の時点で3000万円を考えています。もちろん1年や2年で貯まる額ではないので、何十年もかけて貯める計画を立て、年300万円のペースを目標にしています。

中でも一番早くに必要になると考えられるのが、教育費です。今は第1子を妊娠中で、最終的に何人子供が生まれるかわかりませんが希望は3人産めたらいいなぁと思っています。

この教育費は大学や専門学校進学に備えるもので、それ以前にかかるものは月々の家計から捻出する計画です。ですので一番早い時期の目安で、18年後に一人目の大学費用1000万円ですが、数年のうちに2人目、3人目もそれぞれ1000万円ずつ必要になると見込んでいます。何歳差で下の子が生まれるかわかりませんが、少し厳しめに考えて2歳差で3人産まれるとすると、22年後までに3000万円になります。純粋に計算すると子育て中の22年間の間、年間140万円ほど、月々11~12万円ほどを教育費のために貯金していく計算になります。これは学資保険などの貯蓄性のある保険の満期額も合わせて目標を達成したいと思っています。


次に必要となるのが、おそらく家の資金だと思います。以前も書きましたが、我が家は転勤族のため住宅購入はだいぶ先どころか定年間際になる可能性もあります。ですがマイホームで子育てをするという夢もありますので、チャンスがあれば時期を見て購入に踏み切りたいとも思っています。そのためには資金を準備しておかなければいけません。約30年後の定年間際に購入するとなると、おそらくローンは組めないでしょうから現時点での見込み3000万円を住宅資金として準備しておかなければいけません。となると一年に100万円ずつ、30年間ずっと貯めておく必要があります。もしも早い段階で購入に踏み切ることができるなら、その時点までに住宅用に貯めておけた資金を頭金にしてそれからローンで返済していくことができます。それ以後は賃貸料はかからずローン返済に集中できるので、想定していたよりも貯蓄を他に回すことができるか、住宅費用を3000万円よりも多くかけることができるだろうと思っています。


最後が老後費用ですが、これは教育費、家費の間に少しずつ貯め、教育費が終わった数年間で全力で準備していく予定です。これは30年間使う予定の無い部分なので、我が家ではイデコと何かほかの運用方法を検討しているところです。


これが今現在のプランですが、人生の間で変更があった都度見直す必要があります。子供が2人だったとか、4人になったとか。思いがけずローンが早く終わったとか。それによって可能であれば早期退職をしてセカンドキャリアを考えたいというのが私たち夫婦の目標です。

とりあえずこの三大支出への必要額は年間300万円の貯金ですから、皮算用にならないように備えていくことがまず目標です。(実際この数か月達成できていないのでまずいです(^_^;))

〈広告〉



特別費積み立て

そしてブログを書きながら過去の家計簿を振り返ってみて、再検討が必要だなと思ったのがこの特別費の積立です。これは三大支出のような何十年単位での貯金ではなく、1~数年の間で使用する、月々の家計からでは少し額が大きい出費に備えるものです。

現段階では臨時費積み立てとして月4万円ほどを積み立て、年間に必要な冠婚葬祭や親戚づきあいなどの交際費、仕事関係で必要な勉強費、車検や車保険などの車維持費などが含まれます。

しかし今年は交際費に大部分をあててしまい、その他の必要な出費に苦慮することが多かったです。再度計算しなおしてみるとそれぞれの必要額は大きく、4万円では足りていないことがわかってきました。

またこれ以外にも結婚生活を送っているとさまざまな種類の特別費がかかることがわかってきたので、それぞれの積立を設定することにし、まとめてみました。


まずは今までの臨時費にあたるものを再計算すると

  • 交際費 25000円/月 積立
  • 勉強費 10000円/月 積立
  • 車維持費 12000円/月 積立

計 47000円/月 積立

と、なります。勉強費と車維持費は大体予算が読めているので、この額を守れば困ることはありません。交際費はその年の結婚式の出席数に左右されるので確定はできませんが、少し多めにみてこの額を積み立てることにしました。実際月4万円では足りていませんでしたね(*_*)

そして次に必要な積立として

  • 車購入費 60万円/年 積立
  • 引っ越し費 20万円/年 積立

計 80万円/年 積立

が、あります。月々に換算すると約7万円ですが、すでに月20万円の貯金を目標にしており、追加では難しい額です(T_T)ですので、この目標額はほとんどボーナスからの捻出が現実的であり、月々で余裕がある時にのみ積み立てられるかなと思います。

ですが注意しなければいけないのは、我が家の貯蓄目標の大前提である年間300万円貯金は、ボーナスから60万円の貯金を当てにしている額のため、この80万円を合わせるとほとんど貯金に回さなければいけないということです。ボーナスのように大きい額が入ってくると、ついついおこづかいに回してもいいかな(^_^)なんて甘い考えになりがちでしたが、これを書いてみるとそんな過去の行動をに冷や汗が出ます・・・。

しかも本来はボーナスは当てにしていいものではありません。実際今年は転勤したため夏のボーナスはほとんどありませんでした(T_T)

上記の300万円貯金のうちの60万円、引っ越し費用の20万円は削ることができない将来への義務のような性質の貯金ですから、ここが達成できないと数年のうちに痛い目を見ることが予想できます。車購入費は5年後に300万円の車を購入する計算で出していますので、ここが達成できないと購入が見送られるか、額を大幅ダウンする必要があります。

この年単位でのずれが30年積み重なって取り返しのつかない額になることは予想できるので、なるべく数年単位で修正していきたいと思っています。


そしてもっと細かい期間の積立も考えました

  • 家具、家電積立 5万円/年 目標
  • 旅行費積立 10万円/年 目標
  • 被服費積立 5万円/年 目標

です。これらは今までに書いた積立よりは優先順位は低いですが、必要な時には大きな額が出ていき、そのたびに貯金を崩してしまいたくなりがちなものです。そのため貯金を守るためには備えておく必要性があると考えました。一応目標は考えましたが、これにとらわれすぎず、月々のやりくり費を節約して、残った分を積み立てていく形で始めてみることにしました。

日用品費→家具、家電積立

レジャー費・交際費→旅行費積立

被服費→被服費積立

というように、まずは月々のやりくりで余裕があった分を積み立てていきたいと思います。それに加えて、近いうちに必要になる予定がある時は先取りで予算を確保していく予定です。


以上が今回見直した我が家の貯蓄・積立事情です。

少し細かく分けすぎたかな?という気はしますが、とりあえずこれで管理してみてまた経過も報告できればと思います。

〈広告〉


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です